ダイヤモンドはただ何となく価格が付けられているわけではなく、価格の指標となる数値が存在しており、その数値を元に取引されています。
1888年に南アフリカで創業したデビアス社が毎月発行している「ラパポート・ダイヤモンド・レポート」に、グレードごとの価格を一覧表にして掲載しており、この表を元に取引されていることが多いです。
なお、国内ではドル建てで紹介されているレポートの価格と為替相場の流れを確認して金額が決められています。
これ以外にも流通経路で必要となるコストが上乗せされるため、必ずしもすべての国内企業でダイヤモンドの価格が同じではありません。
なぜ高いのかは扱う企業ごとに異なりますが、デビアス社を通している会社とすべて自社で一括して行っている会社とでは金額が違います。
デビアス社を通しているダイヤモンドの場合、採掘・買取・研磨・加工・販売といった形でのコストが上乗せされるため、なぜ高いのかは各社のマージンが入っているからといえるでしょう。
対して採掘から研磨・加工・販売まで一括で行っている会社の場合は、多少割安です。