現代の結婚が当人同士で決めるものである一方で、伝統的な結婚は家と家との結びつきを示すものでした。
結納では仲人を通じて高級食材などの結納品を相手に届けて誠意を示し、それを受け取ることで結婚を認め、両家が一体となって行くことを示す伝統的な儀式でした。
昨今ではライフスタイルや結婚に対する考え方から結納を行わない略式結婚や、フォトウェディングなどの全く異なる概念の結婚式も登場しています。
そんな中で結納の実施率は20%程度とごくわずかなだけではなく、今後も減少傾向にあります。
結納のメリットがあるとすれば伝統的な儀式を行うことで思いを馳せ、両家の結びつきを感じながら祝福される喜びを感じられます。
また、仲人という重要な役割の親戚や会社の上司などにお願いした上で結婚することから、簡単に別れるわけには行かないと意を決することができるのもメリットと言えます。