人類の歴史の中で初めてダイヤモンドが登場したのは古代インドです。
紀元前4世紀頃にはダイヤモンドが取引されるようになったとされていますが、当時はルビーの方が価値が高かったとされています。
硬くて加工が困難だったために神秘的な力があると考えられており、お守りや魔除けとして扱われていました。
古代ローマに書かれたプリニウスの博物誌にも登場し、征服されないものという意味を持ったアダマスと記されていました。
歴史の中でダイヤモンドの採掘技術は進歩しましたが、現代でも高価な石となっています。
その理由は、19世紀末に設立されたダイヤモンド会社が値崩れが起きないように生産量を調整したことです。
販路もコントロールし、ダイヤモンドにあこがれを持つような戦略も次々に打ち出してきました。
現在では影響力は小さくなりましたが、ダイヤモンドは価値の高い石という価値観は今でも残されています。