婚約指輪をつける指には特に決まりはありませんが、多くの方は左手の薬指に付けるとされています。
この由来となっているのは古代ローマ時代までさかのぼり、左手の薬指には心臓へと続く太い血管が通っており、そこに婚約指輪をつけることで永遠の愛を誓ったのがはじまりだったと言われています。
結婚指輪とは違い、婚約指輪では今後必ず結婚することを決めるのが重要な意味を持ち、それを象徴しているのが命に直結する心臓で誓いを立てるという風習でした。
その伝説が現代まで言い伝えられ、多くのカップルは左手の薬指に婚約指輪をつけて二人の門出を祝しています。
現代ではライフスタイルや結婚、風習に関する考え方に変化を見せ、従う必要性は薄れる傾向が強くなりました。
そのため結婚指輪をつける際には従来のように左手の薬指につけるだけではなく、利き腕や生活のしやすさから手を変えるケースも増えています。
何よりカップルの当人同士が納得し、幸せになることが何より大切です。